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執筆者: 白井宏哉（マイリトルサクラ代表）
愛犬飼育管理士(JKC) / 第一種動物取扱業登録ブリーダー

今回は、犬の健康管理において重要な狂犬病予防法についてお話しします。

◇狂犬病予防接種の概要

狂犬病の予防接種は、毎年４月から６月にかけて全国一斉に実施されます。犬が登録されている場合には、自治体から予防接種のお知らせがはがきで届きます。この案内に基づき、集合接種会場での接種、あるいは動物病院での接種が可能です。

◇予防接種のスケジュール

子犬の誕生日などによっては、必ずしも４月から６月の期間に接種できない場合もあります。こうした場合には獣医師と相談することで、他の月でも接種が可能です。また、法的には毎年３月１日までにまでにその年度の接種を完了させることが義務付けられています。毎年３月２日以降の接種証明は翌年度の期間になります。年度末などの日程が分かりにくいので、詳しくはお住まいの地域の役所や動物病院で詳細を確認してください。接種時の注意点としては、体質や体調により狂犬病ワクチンの副反応が出る子も稀にいます。副反応については予習しておいてください。また、副反応が出た場合は翌年以降の接種は獣医師と相談してください。

◇接種後の手続き

接種を受けると、注射済み標識が交付され、犬に装着することが義務付けられています。この標識は、鑑札と一緒に装着しなければなりません。接種しない場合、２０万円以下の罰金が科されることもあるため、注意が必要です。

◇まとめると:
– 狂犬病予防接種は毎年４月から６月に全国で実施されます（年度末の日程については、お住いの役所に確認してください）。
– 接種期間中に受けられない場合は、獣医師と相談し別の月に接種可能です（接種後の副反応は要注意）。
– 接種後は注射済み標識の装着が義務で、未接種には罰金が科せられる可能性があります。

以上、狂犬病予防接種についての概要でした。犬の健康を守るための責任として、適切な時期に必ず接種を行ってください。