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執筆者: 白井宏哉（マイリトルサクラ代表）
愛犬飼育管理士(JKC) / 第一種動物取扱業登録ブリーダー

◇犬の狂犬病ワクチンと副反応について

本日は、愛犬の健康管理に欠かせない「狂犬病ワクチン」についてお話しします。特に注目したいのは、ワクチン接種後に見られる可能性のある「副反応」についてです。

◇狂犬病ワクチンの安全性

狂犬病ワクチンは、全国で一斉に接種が行われるもので、一般的には安全性は評価されています。世界でも多くの国が何十年も使用している事も安全性の指標になると思います。大多数の犬はワクチン接種後、特に問題なく過ごすことができます。しかしながら、ごくまれに副反応が発生することがあります。

◇軽度な副反応

副反応の多くは軽度で、一時的な元気がなくなったり食欲不振、接種部位の腫れなどが見られます。これらの症状は通常、時間の経過とともに自然と収まります。私たち人間も、新型コロナウイルスの予防接種で同様に軽度の副反応を経験することがあるように、犬にも似たような現象が起こり得ます。

◇重度な副反応と対応方法

一方で、まれにですが重度な副反応が発生することもあります。これにはアレルギー反応によるアナフィラキシーショック、嘔吐、下痢、ふらつき、呼吸困難などが含まれます。このような症状が現れた場合は、速やかに獣医師に相談し、適切な処置を受けることが重要です。接種後は愛犬の様子をしっかりと観察し、異常を感じたらすぐに行動に移すようにしましょう。接種後にできる限り観察ができる日程が理想です。集団接種など日程が決まっているものは、仕事や用事など調整しておくことをお勧めします。

◇ まとめると

– 狂犬病ワクチンは全国で一斉接種（世界でも多くの国が採用）され、一般的には安全性は確立されている。
– 軽度の副反応には、元気の低下や食欲不振、接種部位の腫れがある。
– 重度の副反応が出た場合は、速やかに動物病院に相談することが大切。

ワクチン接種は愛犬の健康を守るための重要なステップです。正しい知識を持ち、適切に対応することでより安全に接種を行いましょう。