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執筆者: 白井宏哉（マイリトルサクラ代表）
愛犬飼育管理士(JKC) / 第一種動物取扱業登録ブリーダー

◇狂犬病に対する人間のリスクと予防策

本日は、これまで犬の狂犬病ワクチンについてお話ししてきましたが、人間に対する狂犬病のリスクとその予防策についてお話ししたいと思います。

◇狂犬病とは何か？

狂犬病は、一度発症するとほぼ100%の致死率を持つ非常に恐ろしい感染症です。この病気は犬などの動物だけでなく、人間にも感染しうるものです。日本国内では約70年間発症報告はありませんが、海外では多くの国で発症しています。

◇海外旅行と狂犬病のリスク

海外へ行かれる方—特に仕事や観光で行く場合—は、滞在先での狂犬病のリスクを考慮する必要があります。海外で狂犬病に感染し、日本で診断されるケースも稀に報告されています。そのため、動物との接触を避けられない地域や医療機関が少ない地域に行かれる場合には、事前に予防策を取ることが重要です。

◇人間用の狂犬病ワクチンについて

海外で動物との接触を避けられない地域や医療機関が少ない地域に行かれる際には、人間用の狂犬病ワクチン接種が考慮されるべきです。具体的には、出発の1ヶ月前に数回のワクチンを打つことが推奨されます。詳細については、お住まいの近くの行政機関や厚生労働省の情報を確認し、適切な医療機関での接種計画を立ててください。

◇まとめると

– 狂犬病は発症すると致死率が非常に高く、犬だけでなく人間にも感染する危険な病気です。
– 海外では多くの国で狂犬病が発症しており、特に動物との接触が避けられない地域ではリスクが高まります。
– 渡航前には人間用の狂犬病ワクチン接種を検討し、適切な予防策を講じることが重要です。

以上です。狂犬病に関する情報をしっかりと確認し、安全な旅行を心がけてください。