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執筆者: 白井宏哉（マイリトルサクラ代表）
愛犬飼育管理士(JKC) / 第一種動物取扱業登録ブリーダー

今回は、子犬によく見られる「食糞」行動の対策を7項目に分けてご紹介しています。本日はその2つ目にあたる「栄養の見直し」についてお話しします。

●栄養の見直しとは？

犬が食糞を行う理由の一つとして、特定の栄養素の不足や消化不良が挙げられています。ドッグフードには様々なタイプがあり、栄養バランスが異なります。主にはドライフードとウェットフードの2種類があり、多くのメーカーからさまざまな製品が出ています。これらを試して、犬に合ったものを見つけることが大切です。

● ドッグフードの変更について

フードを変更する際には、単に食糞行動の有無だけに注目するのではなく、以下の点も考慮してください。

– 毛並みの状態: 被毛が健康的かどうか。
– 皮膚の状態: 皮膚トラブルがないか。
– 便や目やにの状態: 消化が良好であるか、目の周りが清潔に保たれているか。
– 食いつきの良さ: 食欲があるかどうか。

これらを総合的に判断し、急にフードを切り替えるのではなく、徐々に変えていくことが望ましいです。ドライフードを食べている場合、ウェットフードを混ぜてみる方法もあります。

●サプリメントの活用

また、栄養補給の一環としてサプリメントの使用も検討できます。サプリメントはペットショップや動物病院で入手可能で、犬種や年齢・体質に応じて効果が異なりますので、必要に応じて試してみるのも一つの手です。

◇まとめると

– 食糞行動には栄養素の不足が関わる場合があります。
– ドッグフードを変える際には、総合的な健康状態を確認しましょう。
– 必要に応じて、サプリメントの利用も検討してみてください。

以上が栄養の見直しに関するアドバイスです。次回も異食行動の対策についてお話ししますので、ぜひご覧ください。