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執筆者: 白井宏哉（マイリトルサクラ代表）
愛犬飼育管理士(JKC) / 第一種動物取扱業登録ブリーダー

【犬の停留精巣についての治療法】

こんにちは。今日は、犬の男の子に関する停留精巣についてお話しします。

前回までに、停留精巣が引き起こす問題やリスクについて4つお伝えしました。今回は、その治療法についてです。停留精巣に対する唯一の確実な対処法は、外科的に精巣を摘出する手術、つまり去勢手術です。

診断が下りたら早めの手術を

停留精巣は複数の問題やリスクがあるため、一定期間成長しても精巣が正常に位置しない場合は、去勢手術を受けることをお勧めします。獣医さんもおそらく手術を推奨するでしょう。

手術の方法について

一般的な術式では、陰嚢に2つの精巣が降りていれば比較的シンプルに行えます。しかし、停留精巣の場合は、陰嚢に1つだけ降りている場合や、2つとも降りていない場合など、さまざまな状況が考えられます。そのため、獣医さんと相談して最適な手術方法を選ぶことが重要です。

手術による影響

停留精巣の手術は、精巣の位置によって術後の傷の大きさが異なります。お腹や足の付け根の辺りに精巣がある場合、それぞれに対応した手術が必要となり、傷が増えることで回復に時間がかかることもあります。

まとめると
– 停留精巣の唯一の確実な治療法は外科的摘出、つまり去勢手術です。
– 精巣の位置によって手術方法が異なるため、獣医と相談して最適な方法を選びましょう。
– 手術の傷の大きさにより、回復に時間がかかることもあるので注意が必要です。