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執筆者: 白井宏哉（マイリトルサクラ代表）
愛犬飼育管理士(JKC) / 第一種動物取扱業登録ブリーダー

 

今回は、犬の熱中症の注意すべき時期についてのお話です。

熱中症ってどんな状態？
まずは復習として、「熱中症とは何か？」を簡単におさらいします。

犬の熱中症は、
体温調整の機能がうまく働かず、体温が異常に上昇して脱水が進行し、命に関わる危険な状態のことを指します。

人間と違って“汗をかけない”犬の体
人間は暑くなると全身で汗をかき、体温を下げることができます。
しかし、犬の汗腺は肉球の周辺にしかないため、汗をかいて体温を下げることができません。

犬の体温調整は「パンティング」がメイン
犬は、「パンティング（浅くて早い呼吸）」で体内の熱を逃がしています。
しかし、急激な気温上昇や運動や興奮などにより、パンティングだけでは追いつかず、熱がこもってしまいます。

注意すべき時期＝春〜秋、早ければ3月頃から屋外では注意が必要です。
目安としては気温が25℃を超える夏日から注意が必要です。また10月でも25℃を超える日もあるので注意です。30℃を超える真夏日を超える日は室内でも熱中症のリスクがあります。おススメは毎日天気予報を見る習慣をつけ、最高気温と最低気温の予報も見ることが良いです。

風がない日中

湿度が高い日

朝夕でも気温が下がらない日

こうした環境下では特に注意が必要です。

まとめると
犬は人間のように汗をかけず、体温調節が苦手な動物

パンティングだけでは真夏の暑さに対応しきれない

特に暑くなる春〜秋は、熱中症対策を万全に！

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